足裏健康薬師如来とそらの道 (健康祈願祭:そらの道まつり)

薬師如来と足の裏健康法

薬師如来建立の地は、字名を房平(ぼうだいら)その上を堂奥(どおのく)といい六百坪ほどの寺有地があり、何かお寺に関する施設があった場所です。いつの頃からか村人の眼病や子どもの夜泣き治しの仏様として信仰され、現在まで畑の中に薬師如来が祀られてきました。


足裏寺紋  足裏健康法 そらの道  足裏ツボの刺激

新たに薬師如来をお迎えし、平成10年秋にこの地に建立しました。薬師如来は人々の心身の病を癒し、健康 にして一切の苦しみから救い出して下さる、東方瑠璃光浄土の仏様で、大医王仏とも称せられるお医者さんの仏様です。その周囲に、薬師如来の分身に見立てて種々の色や形の石を配し、仏足跡を模した足裏健康法の「そらの道」を創りました。

足の裏は「第2の心臓」と呼ばれ、神経が網の目状に走っており、多くの血管とツボ(反射区)が集中しているところです。この足の裏を刺激することにより、誰でもが本来備わっている、自然治癒力を高めることが出来ます。
お薬師さんにお参りし「そらの道」で遊んで、健康で心豊かな日暮らしをしていただきたいとの思いから発願しました。


薬師如来坐像

薬師如来座像
彫刻師  小林道明氏(岡崎市)
制作年    平成9年
脚の組み方   降魔座
印 相  左手は薬壺を、右手は施無畏印
座 高     3尺3寸
総重量    約3トン
石の産地  薬師如来像は岡崎の夏山石、
台 座   福島の竜根石
施主代表   石沢志郎氏


命名の由来
游石禅の庭」薬師如来周囲の庭の総称。
ここに集められた石は、安倍川全長52キロの河口から水源までの方々のものです。游とは、水に浮かび流れにまかせる意。游游と気の遠くなるような時間を経て深い縁を集め、秘在寺境内に流れてきた石。その石と心を一つにする願いを込めて命名しました。

足の裏健康法のルート「
そらの道
仏教の原典、般若心経の「空」。弘法大師空海の「空」(秘在寺の前身は真言宗ではなかったかと推測されます。)石が流れ着いた無限の時間、宇宙という意味での「そら」。空中庭園の「空」。以上のようなことを総合して「そら」と命名しました。

この庭園の石は、檀信徒や秘在寺にご縁のある多くの方々のご協力をいただき、種々の形や色や大きさのを指定し、集めて頂きました。そして十数名のボランティアを募り、約1年掛けて造りました。

設計・監督 大石富雄氏
アドバイザー 「若石センター静岡」所長 山中藤一氏

そらの道まつり 日程

そらの道まつりは 毎年 11月3日(文化の日)に開催しています。